2016年4月の記事一覧
手作りのプレゼント
本校と嵐山学園内教室で、それぞれ離任式が行われました。子どもたちからお世話になった先生方に、手作りのプレゼントが渡されました。
〈気になる言葉〉
「教師の仕事の大変なところは、子どもが自分をモデルにしている可能性があるということを、常に頭の片隅に置いておかなければならない点である。中には、そこまで過剰な意識は傲慢だという考え方もあろう。しかし、子どもたちの最も身近な大人が自分の親と担任教師であるという事実からすると、そのくらいの意識でちょうど良いと思う。」
齋藤浩『子どもを蝕む空虚な日本語』草思社 2012 p.192.
学校間ネットワーク会議
「悪妻の日」です。なぜでしょう? 語呂合わせではありません。実は、紀元前399年のこの日に刑死したソクラテスの妻が悪妻として有名であることからです。
学校間ネットワーク会議が塙保己一学園で開催され、教頭先生と一緒に出席しました。教育力向上を目指して各学校の成果と課題を共有するための会議です。
塙保己一学園、川島ひばりが丘特別支援学校、日高特別支援学校、狭山特別支援学校の先生方と一緒に学び合い、より良い取組を研究し、実践していきたいと思います。
〈気になる言葉〉
「私この『妻』という字を『毒』という字とよく間違えるんですが(笑)」
桂文珍『新落語的学問のすすめ』潮出版社 2000 p.17.
将来は芸術家
1954年のこの日、黒澤明監督の映画『七人の侍』が公開されました。黒澤監督は映画界初の文化勲章受章者です。
校庭や駐車場など校内のあちこちで、高等部の生徒たちが水彩画のスケッチをしていました。生徒たちの中から文化勲章をもらうような芸術家が出てくるかもしれません!
〈気になる言葉〉
「児童期には自分が好きで自分に満足していたのに、青年期になるにつれて、自分が嫌いという人が増え、自分に不満という人が急激に増えていく。このことは、まさに自分を見る目が厳しくなってきたことの証拠といえる。自分に対する要求水準が高まるため、なかなか自分の現状に納得できないのだ。」
榎本博明『〈自分らしさ〉って何だろう?』ちくまプリマー新書 2015 p.19.
家庭訪問
「ファーストペイデー」(初任給の日)です。初めて給料を貰う新入社員が多い日だからだそうです。(読売新聞「編集手帳」2016.4.25)
小学部・中学部・高等部ともに、今日から家庭訪問を実施します。保護者の方と情報を共有し、一人一人の個に応じた丁寧な指導に生かして参ります。御協力よろしくお願いします。
〈気になる言葉〉
「新しい学力が強調されるようになってから、『テストだけで評価しているのではない』という理由により、はっきり評価の根拠が保護者や子どもにわからない範囲がむしろ拡大しているようにさえ見える。こうしたことは、保護者にとって恣意的に見え、不公平感・不信感を招きやすいものであり、結果的には新しい学力観や公教育への信頼を損なうように思える。」
恒吉僚子『子どもたちの三つの「危機」』勁草書房 2008 p.43.
高等部の作業学習
高等部では企業等の御協力で現場実習をさせていただいています。進路指導の先生は、事前の打ち合わせをしたり、新規の実習先を確保するため、毎日のように出張しています。
今日、新たに実習をさせていただくことになった企業の方が来校されました。高等部の作業学習の様子を見ていただきました。お忙しい中、ありがとうございました。
〈気になる言葉〉
「失敗は終わりではない。それを追求してゆくことによって、初めて失敗に価値が出てくる。(中略)失敗という言葉はあるけれど、それは失敗ではなく道ゆきである、一つの経験であると考えるわけだ。」
出町譲『清貧と復興土光敏夫100の言葉』文藝春秋 2011 p.27.
歯科検診
歯科検診がありました。子どもたちがしっかりした態度で検診を受けたので、昨年より30分以上早く終了しました。
厚生労働省によると、学校健診で最も多い疾病がむし歯です。学齢期の永久歯のむし歯に特徴的な要因としては、子どもが自分で歯みがきを行う場合、奥歯や新しく生えた歯で磨き残しができることが挙げられます。子どものむし歯の8割以上が、歯ブラシの届かない臼歯の溝から発生しているという報告もあるそうです。
〈気になる言葉〉
「障害児を抱える親が気をつけなければならないのは、実は障害をもたないその兄弟へのケアである。どうしても、親は障害をもつ子供に関心がいく。それは、人の人情として自然なものである。しかし、そのために、それ以外の子供たちは心のうちに『寂しさ』を抱えるようになってしまうのだ。」
佐々木常夫『ビジネスマンが家族を守るとき』WAVE出版 2016 p.66.
嵐山学園内教室の新しい教頭先生
「郵政記念日」です。1871年のこの日、飛脚制度に代わって郵便制度が実施されました。
嵐山学園内教室の新しい教頭先生を紹介します。長谷川彰則教頭先生です。
「皆さんこんにちは。『チーム嵐山学園内教室』の教頭として4月からお世話になることになりました長谷川と申します。写真の真ん中でにこやかに(?)笑っているのが私です。
昨年度まで総合教育センターにて教科指導担当の指導主事として4年間勤めておりました。久し振りの学校現場への復帰で、毎日子どもたちの声が聞こえ、ついついニコニコしている自分に気づきます。毎日が楽しくて仕方ありません。
また私を支えてくれるチームのメンバーも毎日子どもたちのため一生懸命頑張ってくれています。よい職場に来たと感じています。私は、直接子どもたちに授業を教えることはできませんが、この優れたメンバーが、子どもたちの『生きる力』を十分に伸長させることのできる環境を築きあげていきたいと考えています。
子どもたちも職員も少ない職場ですが、希望に満ち溢れた空間になるよう、皆さん応援してください。これからも『チーム嵐山学園内教室』をよろしくお願い致します。」
〈気になる言葉〉
「物事にはリスクとリターンがあるので、リスクばかりあげつらっていても、何も話は進まない。」
出口知史・伊藤明『「困った人」の説得術』日本経済新聞社 2011 p.68.
全国学力調査
4と19の語呂合わせから「食育の日」です。今日の食事が10年後の身体を作ります。今日の食事が10年後の身体をダメにしてしまうかもしれません。食事の重要性を考える日にしたいものです。
嵐山学園内教室では全国学力調査の試験が行われました。小学部4年生と中学部3年生の児童・生徒が対象です。難しい問題はあったでしょうか? 日頃の学習成果を発揮することができたでしょうか? 皆、真剣な表情で鉛筆を走らせていました。
〈気になる言葉〉
「佐藤優は、反知性主義のことを『実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度』と定義している。」
森本あんり『反知性主義』新潮選書 2015 p.4.
新しい教頭先生
1943年のこの日、連合艦隊司令長官山本五十六を乗せた飛行機がソロモン上空で撃墜されました。「やってみせ いってきかせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」という山本五十六の言葉は、いろいろな場面で引用されているようです。
4月に着任した新しい教頭先生を紹介します。野口博正教頭先生です。
「前任校は吹上秋桜高校です。初めての特別支援学校勤務となりました。この学校にはエネルギーを感じます。先生方と一緒に頑張っていきたいと思います。趣味は写真と書道です。どうぞよろしくお願いいたします。」
〈気になる言葉〉
「自分の子供をかわいがるあまり、甘やかし放題に育てる。その一瞬一瞬は子供は喜んでくれるのですが、結果として、わがまま勝手に育ち、とんでもない人間になってしまい、不幸な運命をたどる。このように、目先のことしか考えずに相手に施そうとする善行を『小善』と言います。そのときはいいように見えても、後々悪い結果を招くことになる。『小善は大悪に似たり』と言いますが、つまらない善をなすことは、かえって悪をなすことになるのです。」
稲盛和夫『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 2014 p.205.
全体保護者会
今日はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日(1452年)。「ダ・ヴィンチ」は「ヴィンチ出身の」という意味だそうです。
全体保護者会が行われました。お忙しい中、御参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。終了後には地区のPTA役員等を決めていただきました。一年間、よろしくお願いします。
〈気になる言葉〉
「人間が子供から大人になったかどうかは、親に対しての感情の持ち方で決まるんじゃないか。おいらはそう思っている。父親や母親を見て『可哀想だな』『大変だったんだろうな』と思えるようになったら、そこで大人への第一歩を踏み出したのであり、幾つになっても『オヤジは許せねぇ』などと言っているようではまだガキだと思う。」
ビートたけし『菊次郎とさき』新潮文庫 2001 p.94.
小学部の授業
2月14日はバレンタインデー。3月14日はホワイトデー。では、4月14日は? オレンジデーです。オレンジの花言葉は「花嫁の喜び」です。
校長室に来客がありました。一緒に小学部の2年生、4年生、5年生の授業を参観しました。2年生は図工の時間。折り紙に取り組んでいました。4年生と5年生は朝の会。元気な歌声が響きました。
一緒に見学をした方から「子どもたちがいい表情をしていますね」という声を聞くことができました。
〈気になる言葉〉
「しかるという行為を、『相手がよりよくなるための提案をすること』と、捉えなおしてみよう。」
伊東明『「人望」とはスキルである』カッパブックス 2003 p.116.
給食が始まりました
1888年のこの日、東京・上野に日本初のコーヒー専門店が開店しました。コーヒーはがん抑制効果や糖尿病予防の効果があるといわれていますが、1日4杯以上飲む人は、飲まない人と比べて死亡率が男性1.5倍、女性2.1倍まで上がるというデータもあるそうです。
給食が始まりました。栄養バランスの良いおいしい給食は子どもたちの楽しみの一つです。私も楽しみにしているのですが、今日は出張のため食べられませんでした。残念!
〈気になる言葉〉
「教師というものは、その学級ではコトバは適当ではありませんが、何といっても一種の王さまみたいな処がありましょう。ついでながら、この点に、われわれ教師が、その人間的な鍛錬において欠けやすく、とかく人間が甘くなる根本原因といってよいでしょう。つまり年がら年中子ども相手に、いわばひとり天下で威張っているわけですね(一同大笑)。」
森信三『理想の小学教師像』致知出版社 2015 p.147.
校内研修
1961年のこの日、ソ連(当時)のウォストーク1号が打ち上げに成功しました。搭乗者ガガーリンの言葉「地球は青かった」は有名です。
放課後、吸引ノズル実技研修会が行われました。教員の摂食に対する意識を高めるとともに、事故発生時の適切な対処法を学ぶ研修会です。
事故を未然に防ぐ努力は当然必要ですが、万が一の緊急事態に適切に対応できるようにしておかなければなりません。先生方は真剣な表情で取り組んでいました。
〈気になる言葉〉
「『教える』ということは、生徒・学生の自由を奪う強制を含んでいる。『教える』ということは、『記憶しなさい』、『説明を聞きなさい』、『問題を解きなさい』、『思い出しなさい』という一連の命令からなりたつ言語行為である。」
加藤尚武『教育の倫理学』丸善 2006 p.116.
入学式
4月11日はガッツポーズの「誕生日」です。1974年、ボクシングのタイトルマッチでガッツ石松選手が勝利し、コーナーポストに上がって両手を挙げて喜んだ、その姿がガッツポーズと呼ばれて広がりました。
本日、平成28年度の入学式が挙行されました。御臨席を賜りました御来賓の皆様、保護者の皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
小学部1名、中学部12名、高等部25名の新入生を迎え、平成28年度は128名でスタートします。子どもたちの「元気に、楽しく、一生懸命」の姿が見られることを楽しみにしています。
〈気になる言葉〉
「夢というものは一回あきらめ方を覚えたら、あとは簡単です。どんな夢も同じ理由であきらめることが可能になります。」
植松努『NASAより宇宙に近い町工場』ディスカヴァー 2009 p.47.
始業式
4月8日はお釈迦様の誕生日です。お釈迦様は生まれてすぐに7歩あゆんで「天上天下唯我独尊」と叫んだそうです。
今日の始業式では、転入生の紹介がありました。新しいお友だちと仲よく楽しい学校生活を送ってほしいですね。
嵐山学園内教室でも始業式が行われました。校長から小学部・中学部の子どもたちに宿題を出しました。「一年後の自分を考えてみよう」という宿題です。「必ずなっている一年後の自分」を文章や絵にしてもらいます。子どもたちの「答え」が楽しみです。
始業式終了後、子どもたちは新しい教室に向かいました。教室の黒板や掲示板には担任の先生方の個性あふれる進級を祝う言葉や絵が書かれていました。
〈気になる言葉〉
「行き詰まっても行き詰まってない、と考えるところから、知恵と勇気が生まれてきます。」
江口克彦『人生を考える201のメッセージ』PHP文庫 2009 p.25.
新着任者研修会(嵐山学園内教室)
1958年のこの日、読売巨人軍の長嶋茂雄選手が開幕戦に先発出場し、国鉄(当時)のエース・金田正一投手を相手に4打席連続三振を喫しました。
さて、嵐山学園内教室では新着任の先生方の研修会が行われました。本校同様、嵐山学園内教室でも、新年度のスタートに向けて着々と準備が進んでいます。
〈気になる言葉〉
「『やりがい』とは、楽ちんな仕事を通じては手に入らない。『やりがい』は壁を乗り越えた向こう側にあるものだからだ。決して壁の手前にそれはない。」
小倉広『任せる技術』日本経済新聞社 2011 p.42.
ホームページ一新
4月1日はエイプリルフールです。その始まりは? 16世紀のヨーロッパでは3月25日を新年として4月1日まで「春の祭り」を開催していました。ところが、1564年、フランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用し、これに反発した人々が4月1日をウソの新年としてバカ騒ぎをするようになり、これがエイプリルフールの始まりです。
さて、本日からホームページを一新しました。この「和顔愛語~校長室だより~」では、日々の学校の様子や頑張っている子どもたちの姿を伝えていきたいと思っています。
「和顔愛語」とは「大無量寿経」というお経の中にある言葉だそうです。「和顔(わげん・わがん)」はおだやかな顔つき、「愛語(あいご)」は思いやりのある優しい言葉遣いのこと。
私の好きな言葉であり、自戒の言葉でもあります。
本日、本校に着任した先生方への辞令交付式を行いました。着任された先生方の経歴、経験、専門分野などはバラバラです。でも、本校の子どもたちを精一杯応援したいという気持ちは共通です。その思いは、着任した先生だけではなく、本校全職員に共通した思いでもあります。
辞令交付式の後は職員会議や各種の会議が行われました。子どもたちが気持ちよく新年度のスタートを切れるよう、先生方は春休み中も準備に大忙しです。
〈気になる言葉〉
「うん、でもさ、という口癖を、うん、それでね、に変えてみた。」
辻仁成『息子に贈ることば』文藝春秋 2016 p.29.