日誌

向かい風が強いということは

  「118番の日」です。118は海での緊急通報用の電話番号です。

 先週、本校の始業式の話を紹介したところ、「嵐山学園内教室の話は?」という声がありました。リクエストにお応えします! 2回に分けて紹介します。

【向かい風が強いということは】

 喜多川泰さんの『スタートライン』という本の中に、「向かい風が強いということは、前を向いて走っている証拠」というような言葉があります。


 学校の生活の中で、「思うようにいかないなぁ」とか、「辛いことや厳しいことが多くて嫌になっちゃうなぁ」とか、そんな思いをしてきた人。そういう人は、喜多川さんのいう強い向かい風を受けてきた人です。つまり、しっかり前を向いて走ってきた人です。


 生きるということは決して楽なことではありません。一生懸命やったのにもかかわらずいい結果が出なかった、そんなことはいくらでもあります。それは、恥ずかしいことでもなんでもない。「思うようにいかないなぁ」とか、「辛いことや厳しいことが多くて嫌になっちゃうなぁ」とか思うのは、その人が困難なことから逃げずにしっかり前を向いて走っている証拠です。


〈気になる言葉〉

「トップアスリートは、いい成績を出したフォームを捨てて、新しいフォームに切りかえます。」
中谷彰宏『変える力。』世界文化社
2012 p.38.