学校での様子、気づいたことなどを校長から紹介します
うさぎと校長(4)
1185年のこの日、壇ノ浦の合戦により平家が滅亡しました。
吾輩はうさぎである。校長が久しぶりに嵐山学園内教室に来た。校長のくせに毎日いないのはなぜだが知らん。人間界の事情など吾輩には興味が無いからどうでもいい。
「天災は忘れた頃にやってくる」といった寺田寅彦は、夏目漱石の『吾輩は猫である』に出てくる理学者・水島寒月のモデルだそうだが、嵐山学園内教室では「校長は忘れた頃にやってくる」ってところだろう。校長が「天災」かどうかは知らんがね。
それにしてもなにゆえに来たのか。つらつらと考えてみたら、嵐山学園内教室で修了式が行われたからだと合点がいった。
その修了式で校長が偉そうに訓示を垂れていた。校長の話など腹の足しにもならぬから聞く気はなかったが、一汁一菜の恩義がある以上、義理を欠いては男がすたる。いやいや、うさぎがすたる。長い耳を思い切り伸ばして聞いてみると……
厚さ0.1ミリの紙を25回折ると、その厚さは富士山くらいになる。塵も積もれば山となる。小さな努力をコツコツと重ねることが大事である。
などという。いつものように適当なことをいっているのではないか。問い詰めてやろうと思ったが、修了式が終わるやいなや本校に行ってしまった。落ち着きのない校長だ。きっと本校の修了式でも同じ話をする魂胆にちがいない。
校長は紙を25回も折れると思っているのか知らんが、人間界というのは面白い、何回折れるか試したヤツがいたらしい。13回が世界記録だそうな。人間なんぞに負けてはおれぬ。奮起一番、世界新を狙ったが、吾輩の前足ではどうにも難儀であきらめた。
〈気になる言葉〉
「あなたがいつか出会う災いは、あなたがおろそかにした時間の報いだ。」(ナポレオン)
今年度最後の給食
1950年のこの日、世界気象機関条約が発効し、国連の専門機関(WMO)が正式に発足したことから「世界気象デー」です。
今年度の給食は今日が最後です。栄養バランスのよい美味しい給食は本校の自慢のひとつです。
毎日朝早くから準備をしてくださった調理師の皆さん、ありがとうございました! ごちそうさまでした!!
〈気になる言葉〉
「欧米などは学校は勉強するところ、学問を身につけるところだと明確に定義されており、それ以上のものは求められません。ところが日本の場合は学校教育に人格教育や生活指導などを求めるため、何か不祥事があると学校側の指導や教育が問題視されることもあります。」
佐藤優『僕ならこう読む』青春出版社 2017 p.86.
ネット依存
1925年のこの日、日本初のラジオ放送が行われたことから「放送記念日」です。
読売新聞(2017年2月28日)によれば、10歳~17歳の青少年が平日にインターネットを利用する時間は1日平均154分だそうです。スマートフォンによるネット利用時間は、小学生が70分、中学生が124分、高校生は170分というからびっくりです。
社会の情報化に対応した教育の推進は重要な課題です。本校の高等部では、来年度の教育課程を改訂し、「情報」の授業を取り入れる予定です。
〈気になる言葉〉
「数学界のノーベル賞と言われるフィールズ賞を見てみよう。日本人の受賞者は過去3人、1954年の小平邦彦氏、1970年の広中平祐氏、1990年の森重文氏だ。その後現在に至るまで、受賞者は出ていない。若い数学者を対象としたこの賞を受賞した三氏は、詰込み教育を受けてきた世代だ。」
齋藤浩『新入社員は、なぜ?「泣いてしまうのか」なぜ?「辞めてしまうのか」』ごま書房新社 2016 p.207.
入学説明会
「国際人種差別撤廃デー」です。1960年のこの日、南アフリカで人種差別に反対するデモ隊に警官隊が発砲し69人が死亡。この事件をきっかけに国連が制定しました。
本日、入学説明会が行われました。各担当者が本校の概要や事務手続き等について説明しました。
出席していただいた皆様、お疲れ様でした。
〈気になる言葉〉
「本来であれば、家庭や近隣の人によって担われてきた眼に見えない業務を、現在の先生たちは膨大な量、引き受けている。自由であれ規律であれ、人間力の育成の問題は家庭環境や地域のサポートを抜きにしては考えられません。しかし今、そのサポートがない。」
先崎彰容『違和感の正体』新潮新書 2016 p.66.
小学部・中学部卒業式
1945年のこの日、硫黄島の激戦が終了しました。
本日、小学部・中学部の卒業式が行われました。4月からはそれぞれ上の学部で頑張ってください!
御来賓の皆様、保護者の皆様、ありがとうございました。
〈気になる言葉〉
「『さて、今日は、何に恩返ししていこうかな♪』小さな声でいいから何度か口にしてみてください。」
武田双雲『ポジティブの教科書』主婦の友社 2013 p.25.
うさぎと校長(3)
1985年のこの日、つくば科学万博が開幕しました。
吾輩はうさぎである。今日、吾輩が世話になっている嵐山学園内教室の卒業式が行われた。
普段はしょぼい校長だが、今日ばかりはモーニングを着て威張った風〈ふう〉だ。のけぞって歩いている。
馬子にも衣装の校長のことなどどうでいい。何といっても卒業生が立派だった! 在校生もよかった! 素晴らしい卒業式だった! 感動した! ハンカチが欲しかった。吾輩の目は、いつにもまして赤くなった。
〈気になる言葉〉
「もしもあなたが、まわりの人たちから『いい人』と呼ばれたり、思われたりしているなら、それは少し由々しきことかもしれません。なぜなら、まわりの人たちから『いい人』と思われているすとれば、相当なストレス負荷がかかっていると想像できるからです。」
岡本裕『医者だけが知っている医者と薬に頼らない生き方』だいわ文庫 2012 p.20.
小・中学部卒業式予行
1870年のこの日、東京・築地に製靴工場が開設されたことから「靴の記念日」です。
今日は小・中学部の卒業式の予行が行われ、高等部の生徒も参加してくれました。保護者の方にも御協力をいただきました。ありがとうございました。
〈気になる言葉〉
「その時代の最高の知性が考え、実用化した技術がある。それを単に少しの失敗があったからといってすぐに止めるというのは、近代技術、もっといえば進歩を大事にしていく近代の考え方そのものの否定です。」
吉本隆明『「反原発」異論』論創社 2015 p.125.
高等部卒業式
1978年、福岡県の菓子店が発案したのがホワイトデーの始まりといわれているようです。
本日、高等部の卒業式が行われました。卒業生の堂々とした態度、立派でした。御来賓の皆様、保護者の皆様、ありがとうございました。
卒業生諸君の健闘を祈ります! 卒業おめでとう!
〈気になる言葉〉
「失敗したとき、逃げたとき、諦めたとき、自分の心の中は苦しいとか、辛いとか、キツイとか、悔しいとか、悲しいとか、恥ずかしいとか、困ったとか、どうしようとか、グルグル渦巻いて、何も考えられなくなって夜も眠れないそんなときは『ただいま成長中』と言えばいいのです。」
植松電機専務取締役植松努「講演「思うは招く」~夢があればなんでもできる~」『全国高等学校長協会会報第100号』2016 p.29.
手作りの「ひな人形」
1863年のこの日、新撰組が結成されました。
中学部の教室の前に飾られた「ひな人形」。生徒たちの手作りです!
〈気になる言葉〉
「『新しい学力』を伸ばす授業をするためには、教師の教育センスが不可欠であり、意欲・思考力・判断力等が何より教師自身に求められているのである。それさえあれば必ずしもアクティブ・ラーニングという手法にこだわる必要はない。伝統的な授業スタイルで成果を上げている教師が、無理にアクティブ・ラーニング主体の授業スタイルに変えることで学習効果が下がるとしたら残念なことだ。」
齋藤孝『新しい学力』岩波新書 2016 pp.49-50.
高等部卒業式予行
1945年のこの日、アメリカ空軍のB29爆撃機が東京上空に飛来し大空襲が行われました。
今日は高等部卒業式の予行が行われました。高等部の生徒はもちろんのこと、参加した中学部の生徒もしっかりした態度でした。
いよいよ来週は、高等部、嵐山学園内教室、小・中学部、それぞれの卒業式が行われる「卒業式週間」です。
〈気になる言葉〉
「日本列島は不安定プレートの上にある。一九〇〇年以降に発生した世界の主な地震・津波の約一六%が日本で起きている。」
中野剛志『日本防衛論』角川SCC新書 2013 pp.70-71.