学校での様子、気づいたことなどを校長から紹介します
校内放送
本日、給食の時間に高等部の生徒による
お昼の放送がありました。
担当は高等部1年生です!
いつもの音楽にのり始まったので覗きに行くと
1年生の生徒が原稿を片手に目標等をユーモアを交えながら
紹介していました。
「陸上大会がんばるぞ!」や
「休まずに学校に来るぞ!」
と楽しい学校生活にするナッシー
という目標が聞けました。
誰かと比べるのではなく、昨日の自分と比べて一歩前進することを目指して
皆でがんばりましょう! いや、がんばるナッシー!
にんにくの紹介
給食室に通じる廊下の壁に毎日栄養士の先生が給食の献立を紹介してくれています。
その一角をよくよく見ると、「にんにく」がぶら下がっていました。
にんにくの花茎を巻き付けながらぶら下がっています。
にんにくの収穫時期と調べてみると5月下旬から6月上旬。
今年はさくらんぼに続き他の食物も育つのが早いのでしょうか?
そんなことを考えながら、本物を見せることで子どもたちの学びに少しでも
つながれば・・・。と栄養士の先生の思いを知ることができた一風景です。
話しは変わりますが、本日の給食に「シシャモの南部揚げ」が出ました。
立派なシシャモさんを美味しくいただきましたが、
どうもこちらを見ているかのようで、
目があった気がしました。
大切なシシャモさん!美味しく「頂きました!」
ありがとうございます。
明日のPTA総会の資料作り
明日5月11日は本校のPTA総会です。
総会資料を準備していたところ
歯科検診が終わった生徒が校長室で待っていました。
「座りますか?」と聞くと「はい」
「お願いがあるんですが、校長先生のお仕事手伝ってくれますか?」と聞くと
「はい」
ということで、資料のホチキス止めをしてもらいました。
ホチキスを止めるところがわかるように赤で〇をつけて
ホチキスで止めてもらいました。
指先に力を入れて、「えいっ!」とするのは思いのほか難しく、
最後までしっかりとできない物もあり、いくつかやり直しをしました。
少しリズムができたころに、「〇〇さん、教室行きますよ」と声が掛かり、終了。
資料の中に3部ほど赤い〇が付いた資料があると思いますが、
生徒が手伝ってくれたものですので、ご了承ください。
今年もサクランボが実りました!
早いもので、本日4月28日が4月の登校最終日となりました。
来週からは5月です。
今年度になり、「挑戦」を掲げながらスタートしましたが、
この「校長室より」は今年度初めての更新となります。
なかなか「挑戦」ができていない自分自身に反省をしているところです。
5月はその分頑張りたいと思います。
さて、今年も事務室の裏の桜の木にサクランボが実りました。
昨年度も記事にしましたが、昨年度の記事は5月6日でした。
今年は1週間ほど早いですね!
確かに桜が咲いたのも今年は1週間くらい早かったと思います。
小粒ですが、おいしかったです。
子どもの行動の意味を考える
2月の中頃から、朝、校長室に顔を出して
走って教室まで戻っていくRさんがいます。
「廊下は歩く!」と言って速足で追いかけますが
途中見えなくなると、戻って来て私が追いかけてくるのを待っています。
そして、教室に行くと「何しに来たの?」というような顔をして
私とハイタッチをして「バイバイ」と別れます。
そんなことが2月の中旬からずっと続いておりました。
先日はお客さんが来ており、なかなか追いかけてあげることができないと
何度も校長室まで来たので、お客さんに対応をした後
「待て!」と速足で追いかけて教室まで行きました。
大人には毎日違った状況が訪れますが、
子どもにはその状況は関係なく、Rさんの朝は
校長室に行く➡追いかけてくる➡教室でハイタッチする
が朝の一連の流れになっているように感じました。
担任の先生にもクラスの運営に迷惑にならないように注意しながら
Rさんとのやりとりを了解してもらっていました。
(いや改めて考えると了解してもらっていたかな?)
そんなRさんが今日は給食の時間の前にやってきました。
どうして今なのかな?と思いつつも、いつものように「廊下は歩く!」といって速足で追いかけて教室に行くと
教室では担任の先生方がいつもとは違った様子に・・・。
担任の先生からはいつもとは違う状況で自分で考えて校長室に行ったんだねと
Rさんはクラスの雰囲気がいつもとは違った流れになっており、
どのように対応をしていいかわからなくなって、
そこで、「そうだ校長室にでも行ってみるか!」と自分なりに行動の理由をつけて、
いつもは来る時間ではないけれど校長室に来た!というのが今回の行動の理由ではないか?と思いました。
今回の場合は教室まで追いかけていったので行動の理由が理解できたのですが、
校長室だけで判断をしてしまうと、「授業中は校長室に来てはだめだよ!」と注意していたかもしれません。
そうすると、Rさんは自分なりに状況を判断して行動したにも関わらず、叱られてしまう。
そうすると気分が悪くなり、何か良くない行動をしてしまう。そして、またそのよくない行動を叱られる。
という悪循環に陥ってしまうと思います。
改めて、どんな行動にも必ず意味があると学びました。
口ではなかなか自分の思いを伝えることができない子どもたちがいます。
その行動の意味を教員が意味づけをしてあげて返していく。
その様なことも教師には必要だと感じています。
子どもたちの行動の意味を考える教員集団でいたいと思います。
Rさんが校長室に置いていった折り紙
始めのうちは折り紙を置いていくことが続きました。
今日は何の日
本日2月14日は何の日でしょう!
高等部1年生の教室では教員が「今日は〇〇の日」として
説明をしていました。
生徒たちも教員も なるほど!!と関心をしながら聞いておりました。
今日2月14日はそう「バレンタインデー」です。
そして、同じく2月14日は実はお正月ではなくこの日にあの行事の第1回が開催されたようです。
毎年お正月の2日3日に行われている箱根駅伝の第1回の大会は
実は2月14日に「四大学駅伝競走」として行われ
東京師範学校(今の筑波大学)が優勝したそうです。
第2回から今の日程になったそうです。
勉強になりました。
ありがとうございます。
鬼は外、福は内!!
2月3日の節分に向けて、生徒がお面を作って飾ってくれました。
時を逃した紹介になり大変にすみません。
生徒の頑張りに対してすぐに対応ができず
反省反省です。
そんな自分の中の鬼は外!福は内!
で立春も過ぎましたので
春に向かって頑張っていきたいと思います。
市の川小学校との交流会
1月24日(火)のとても寒い日に市の川小学校との交流会が行われました。
市の川小学校からは3年生の皆さんが歩いて本校まで来てくれました。
引率してくださった教頭先生が上着を抱えて本校に到着されたのがとても印象的でした。
中には半袖半ズボンの児童も・・。
「寒くなかった?」と子供たちに声をかけると「寒くなーい」と返ってきました。
歩いて体が温まったようです。
交流会では、本校の校長あいさつがあります。
あいさつは短くて、わかりやすくを一応モットーにしているのですが、
やはりあいさつは難しいものです。
天気予報では、今日から「最強寒波の襲来」と何度もテレビ等で報じられていましたので、
寒い体育館での交流会は体を動かすしかないだろうと考えて、
寒い人「はーい」とつなげて
それでは「もも上げ」をやろうと
「1・2・3・4・・・・・10」ともも上げを3回ほど繰り返して、
体を温めてもらいました。
そして、話としては
「体が温まったから、今度はこの後の交流会で『心を暖めてください』」と一言お話をして校長の話は終了しました。
その後はダンス等で交流を図り、「心暖まる交流会」となりました。
市の川小学校の皆さんありがとうございました。
あけましておめでとう
令和4年度の3学期も始まりました。
3学期は短いですが、様々な大事な学校行事があり、まとめの時期です。
体調管理に気をつけて「一歩前進」を目指して頑張っていきたいと思います。
さて、中学部の生徒が壁一面におおきな「あけましておめでとう」の書初めをしてくれました。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、とっても大きいです。
この書初めのように、のびのびと大らかに今年もやっていきたいと思います。
東松山特別支援学校を今年もよろしくお願いいたします。
「喜ぶ」子どもの姿を見て
2学期に入り先生方の授業見学という形で授業を見に行く機会が増えました。
そんな中,先日の授業で子どもの喜ぶ姿がとても印象に残りましたので紹介したいと思います。
絵と文字を合わせる神経衰弱のような学習をしていた場面で
一組の文字と絵を合わせることができた子どもが「やったー」と大喜びをしました。
その喜ぶ姿は本当にうれしそうで、心の底から「うれしい」を表現している正に「喜び」でした。
そんな子どもの姿を見て、最近はあんなに純粋に喜んだことはないかもな?と思いました。
大人になるにつれて、様々なフィルターがかかり、「喜び」や「嬉しさ」「悲しさ」などを
思う存分表現をすることが難しくなってきているように感じ、素直な「喜び」にこちらが元気をもらいました。
そんなことを考えていると、以前ある記事で見た海老原宏美さんのことを思い出しました。
海老原(進行性の難病を抱え、インクルーシブな社会の実現に向けて活動されていた方で、昨年お亡くなりになりました。)さんは
「命に価値なんてない」と言って「価値はつくるもの」だと述べて、屋久杉を例に出して次のように説明しています。
毎年、見に行った多くの人が、屋久杉に勇気をもらって帰ってくる。しかし、屋久杉は、何か特別の貢献をしているわけではなく、ただ生えているだけ。人が勝手に勇気をもらって帰っている。価値とは、このように、あらかじめあるものではなく、人がそこに見いだし、つくり出すものなのだ。
学校では子どもたちの素晴らしい笑顔にたくさん出会い、大人たちはその姿に「勇気」や「元気」をもらいます。
私たちは子どもたちの姿に自然と「価値」を感じ、「勇気」や「元気」をたくさんもらっています。
それはまた屋久杉などからもらう、「勇気」や「元気」とは形が違っていると思います。
そんな子どもたちに接している私たちは、子どもの「価値」を発見し、これからも発信し続けたいと思います。